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TOPIKを受ける意義
外国語を学習して、自由に意思疎通ができるようになるには、10年くらいみることになります。となると、その間、学習する環境やモチベーション、学習に関わる様々なことに関して紆余曲折や学習の停滞があるものです。 そういうときに、あなたをグッと引っ張り上げてくれる力が韓国語能力試験(TOPIK)なんです。 試験は級によって分けられているので、少しずつ力がアップしていくことを実感できるのも良いことです。試験合格まであと少しだったとか、試験に合格したとかで、次の試験が待ち遠しくなり、学習意欲が湧き、学習が楽しくなってきます。 検定試験と言っても、重く考えずに、自分の目標として楽しく活用していけば良いのです。韓国語の検定試験は2つ
1つはハングル検定、もう1つは韓国語能力試験(TOPIK)です。ハングル検定
日本の大学の先生方が集まって作っている検定試験です。日本人が韓国語学習するポイントが主に集められていて、日本国内だけで実施されているものです。韓国語能力試験(TOPIK)
韓国の文部科学省にあたる機関が作っていて、どの国でも同じ問題が使われています。ですので、何級合格というのが国際的に通用します。目標設定にぴったり
韓国語を学習する入り口はそれぞれ様々ですが、学習に意欲が湧いてきたときに、この検定試験を活用すると学習のさらなる飛躍に大いに役立ちます。学習のリズムづくりができる
検定試験は日程が決まっています。3か月先、半年先を見据えて、毎日コツコツと学習するリズムが作れます。良い習慣ができ、生活にもハリがでます。学習の仕方
過去問
過去問を学ぶことが最大の学習方法です。TOPIKはインターネット上でもたくさん公開されいています。模擬問題
過去問をやりながら、模擬問題をやってみるのも良いでしょう。学習のポイント
過去問や模擬問題をたくさん解くことです。過去問10回分をやり込むことだけでも非常に力になります。TOPIK対策用のノートを作る
- いつまでどれだけやるのか。
- 自分がやったことを書いていく。
- わからなかった単語を書き出す。
少し難し目の問題に挑戦する
ちょっと難しいなぁと思う問題に挑戦すると、分からない単語や表現が出てきます。ひとつひとつ潰していくことで大きな力になります。何からやって良いかわからない場合は?
TOPIK対策は、まず第1に「聞き取り」です。 まずは聞き取りを入口にした学習から始めてください。聞き取りの学習というのは、聞き取って終わりではなく、聞き取ったものを音読することです。 聞き取りは読解に転化します。 聞き取り問題で答えが合っていた、間違っていたということではなく、スクリプト全体を理解すること、繰り返し音読することがとても重要です。 聞き取りの問題を入手し、音声を入手し、聞き取りの問題から始めていってください。聞き取り学習法
実は「聞き取り」というのものは、学習しにくいんです。何回聞いてもわからないものはわからないということになるでしょう。 そんなときは、ミレ韓国語学院では、4BD(4色ボールペンディクテーション)という学習方法を推奨しています。4BD(4色ボールペンディクテーション)
4BDでは、意味の切れ目で音声を切って、まずは黒で書く。 そしてもう1度聞いて、緑で書く。赤で書く。青で書く。 と、4回聞いて繰り返し書きます。 すると、前後の文脈でココが聞き取れないというところがわかってきます。4BD学習の流れ
- しっかり聞いて4回繰り返し文字起こしして書く。
- スクリプトを見て答え合わせをする。
- モデル音声を聞きながら繰り返しシャドーイングする。
- シャドーイングをしたら音読をする。
- 音読をしたらシャドーイングする。
- 4と5を横断的に学習する。
シャドーイングの正しい活用方法
韓国語は発音の変化がたくさん
韓国語は発音変化がたくさんあります。目で見たらわかる単語も、実は耳で聞いたらわからないというものがたくさんあります。では、なぜわからないのかという自覚を持つためにも4BDでの学習法はとても有効です。4BD用のノートを作る
4BDでの学習にもノートを作りましょう。答え合わせをするときに、4色以外のペンで書き込みましょう。わからなかった単語、聞き取れなかった単語を大きくマークします。そうすると語彙が増えていきます。 音声つきの単語帳が頭のなかに出来上がってきます。 シャドーイングと音読で耳から入れる。 これを繰り返しやっていると聞き取りの力がついていきます。聞き取れなくてもOK
TOPIKになると長くて難しい聞き取りが出てきます。 聞き取れないのをあきらめたり、へこんだりする必要は全くないのです。 聞き取れなかったらその分学習するだけです。むしろ語彙が増えて良かったということです。聞き取れなかったスクリプトは、逆に自分の大事な学習の材料になります。読解力を付ける
日本語の読解力が大事。どういうことかというと、日本語で書かれていることがわからなければ、韓国語で書かれていることもわからないということなのです。 外国語学習では、わからないところにマーキングして、チェックするという習慣がつきがちです。そうすると、文章全体で何を言っているのかが捉えられていない。と、言ったことが起きがちです。 ひとつひとつの文章は訳せるけど、では、全体を通して何が書いているかわからないということです。 全体の文章をとらえる力が必要になってきます。 TOPIKの読解対策というのは、結局は日本語の読解力ということになってくるんです。 逆に言うと、読解力があると、わからない単語がいくつかあったとしても文章の流れがとらえられると、何が言いたいのかがわかるということになります。TOPIKの読解対策(並べ替え問題・虫食い問題)
TOPIKには並べ替え問題・虫食い問題がありますが、前後の流れ、全体としてのつながりを理解しているかどうかが要求されます。 例えば、並べ替え問題の対策として、接続詞に着目し、前後の意味をとらえると正解に至ります。読解力に自信がない方へ
小学校高学年、中学生向けの読解問題集を見ると良いです。 今見てみると大変よく理解できます。作文の書き方
作文は苦手な人が多いですね。 TOIPKⅡになると作文が3つでてきます。- 穴埋め作文
- 200字程度の中作文
- 700字程度の長作文
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