日韓ことわざ慣用句辞典
1997年9月24日発行
指導:中学校日語科 前田真彦
<まえがき> (そのまま)
「鬼に金棒」のことを韓国語で何と言うのか調べてみた。
「범에 날개」(虎に翼)と辞書に出ていた。
なるほど、おもしろい。
「朝飯前」は?
「泣きっ面に蜂」は?
いや、待てよ。これは日語の勉強にもなるし、韓国語の勉強にもなるぞ。
よし、生徒にやらせてみよう。一人、2つずつ、調べさせよう。
日本語の意味を調べ、例文をつくり、日韓辞典や本国班の友達、さらに
は派遣の先生に聞きに行く——これはいい勉強になる。
できあがったレポートの発表会……そうだ、辞書にしよう。
というわけで、9月の日語の授業4時間かけて完成させたのがこの辞書です。
<韓日>とならずに<日韓>となっているのは、発想があくまで日本語中心
だからです。
日本語生活の中でよく使うことわざ・慣用句で、しかも韓国語の表現がおもし
ろいものを見出し語として選定したつもりです。
韓国でよく使うことわざ・慣用句を中心にすれば、また、ちがった辞書ができるはずです。
生徒諸君は、次回中間試験にこの小辞典の中からも出るので、よく勉強しておくように。
最後になりましたが、私と生徒たちに、ご指導、ご助言してくださった校長先生、教頭先生、派遣の先生方、대단히
고맙습니다。 1997年9月24日 前田真彦
日本語 |
それに相当する韓国のことわざ |
韓国語の直訳ほとんど同じ訳語になる場合や、訳しようのない場合は空欄にしてあります。 |
愛想が尽きる |
정나미가 떨어지다 |
|
愛想がよい |
붙임성이
있다 |
|
頭かくして尻かくさず |
꿩은
머리만 품에 감춘다 |
雉は頭だけふところに隠す |
朝飯前 |
누워서
떡먹기 |
寝ながらもちを食う |
|
식은
죽 먹기 |
冷めたかゆを食う |
後のまつり |
행차후의
나팔 |
行列の後のラッパ |
あばたもえくぼ |
제 눈에
안경 |
自分の目に眼鏡 |
案の定 |
생각대로 |
思ったとおり |
|
예상대로 |
予想通り |
石の上にも三年 |
한
우물을 판다 |
一つの井戸を掘る |
|
돌도
십년을 보고 있으면
구멍이 뚫린다 |
石も10年見ると穴があく |
息が合う |
배짱 맞다 |
腹が合う |
息をつく暇もない |
눈코
뜰 새도 없다 |
目を開けたり鼻を広げたりする暇さえない |
一挙両得 |
꿩 먹고
알먹기 |
雉を食べ卵を食べる |
|
도랑치고
가재 잡는다 |
どぶさらいしてザリガニを捕る |
石橋をたたいて渡る |
돌다리
두드리고 건넌다 |
|
一か八か |
흥하든
망하든 |
興ろうが滅ぼうが |
居ても立ってもいられない |
안절부절못하다 |
そわそわする |
一巻の終り |
인생의 끝장 |
人生の終り
|
一寸の虫にも五分の魂 |
지렁이도
밟으면 꿈틀한다 |
ミミズも踏めばピクリとする |
|
참새가 죽어도 짹한다 |
雀も死ねばチッという |
井の中の蛙 |
우물안 개구리 |
|
命あってのものだね |
말똥에
굴러도 이승이 좋다 |
馬のくそまみれになってもこの世がいい |
雨後の竹の子 |
우후죽순 |
雨後竹旬 |
腕を見せる |
솜씨를 자랑하다 |
|
海千山千 |
산전수전 |
山戦水戦 |
海のものとも山のものとも知れない |
밥이 될지 죽이 될지 |
ご飯になるかかゆになるか |
売り言葉に買い言葉 |
가는 말이 고와야
오는 말이 곱다 |
行く言葉がよければ来る言葉もいい |
うわさをすれば影 |
호랑이도
제말하면 나타난다 |
虎も自分の話をすれば現れる |
雲泥の差 |
하늘과 땅차이 |
天と地の差 |
おあつらえむ |
안성 맞춤 |
安城〜 |
奥歯にものがはさまったような |
말속에
말있다 |
言葉の中に言葉がある |
押し問答 |
승강이 |
昇降〜 |
鬼に金棒 |
호랑이의 날개 |
虎に翼 |
思い立ったが吉日 |
가는 날이 장날 |
行った日が市の立つ日 |
親の七光り |
가문 덕에 대접
받는다 |
家門のおかげで接待をうける |
飼い犬に手を噛まれる |
믿는 도끼에
제 발등 찍힌다 |
信じた斧に足の甲を切られる |
壁に耳あり障子に目あり |
낮말은 새가
듣고 밤말은 쥐가
듣는다 |
昼の言葉は鳥が聞き夜の言葉はねずみが聞く |
顔が広い |
발이 넓다 |
足が広い |
顔に泥を塗る |
얼굴에 먹칠을 하다 |
顔に墨を塗る |
餓鬼大将 |
골목대장 |
裏道の大将 |
隔靴掻痒 |
수박 겉 핥기 |
すいかの皮なめ |
兜を脱ぐ |
두손 두발 다 들다 |
両手両足をあげる |
がむしゃら |
덮어놓고 |
|
気がすむ |
직성이 풀리다 |
直星がとける |
机上の空論 |
탁상공론 |
卓上空論 |
機転がきく |
재치있다 |
才致がある |
口から先に生まれる |
빈 수레가
요란하다 |
からっぽの車がやかましい |
首を長くして |
학수고대 |
鶴首苦待 |
けちをつける |
트집 잡다 |
ひび割れをつかむ |
犬猿の仲 |
견원지간 |
犬猿之間 |
後悔先に立たず |
후회막급 |
後悔莫及 |
心を鬼にする |
마음을 독하게
먹다 |
心をきつく定める |
口が堅い |
입이 무겁다 |
口が重い |
口火を切る |
말문을 열다 |
言葉の門を開く |
木っ端微塵 |
산산 조각이 나다 |
ばらばらのかけらになる |
猿も木から落ちる |
원숭이도 나무에서
떨어진다 |
|
三人寄れば文殊の知恵 |
노루가
세마리면 범을 잡는다 |
ノルが3匹あつまれば虎を捕まえる |
釈迦に説法 |
공자 앞에서 문자
쓰기 |
孔子の前で字を書く |
しゃくにさわる |
비위가 상하다 |
|
知らぬが仏 |
모르는 것이 약이다 |
知らないのが薬 |
尻に火がつく |
발등에 불이 떨어지다 |
足の甲に火が落ちる |
雀の涙 |
새발의 피
|
鳥の足の血 |
|
쥐
꼬리만하다 |
ねずみのしっぽほど |
善は急げ |
쇠뿔은 단김에
빼라 |
牛の角は一気にぬけ |
袖の下 |
뇌물 |
賂物 |
だだをこねる |
떼를 쓰다 |
|
ちりも積もれば山となる |
티끌 모아
태산 |
ちりが集まって泰山 |
手を焼く |
애를 태우다 |
|
鳥肌が立つ |
소름이 끼치다 |
|
トンビが鷹を生む |
개천에서
용나다 |
みぞから龍がでる |
泣きっ面に蜂 |
엎친데 덮친다 |
倒れたところに覆い被さる |
|
설상가상 |
雪上加霜 |
二兎を追うものは一兎も得ず |
멧돼지
잡으려다 집돼지
놓친다 |
いのししを捕ろうとして、飼い豚を逃がす |
二枚舌を使う |
일구이언 |
一口二言 |
猫の額ほどの |
손바닥만한 |
てのひらほどの |
猫をかぶる |
시치미를 떼다 |
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寝ても覚めても |
자나 깨나 |
|
寝耳に水 |
아닌 밤중에
홍두깨 |
静かな夜にーーー |
根も葉もない |
밑도 끝도
없다 |
下もおわりもない |
乗りかかった船 |
내친 걸음 |
踏み出した歩み |
八方美人 |
팔방미인 |
(注意:韓国語では何でもできる才能豊かな人をいいます) |
花より団子 |
금강산도
식후경 |
金剛山も食べたあとで |
腹をわって |
마음을
터놓고 |
心を開いて |
腫れ物に触るよう |
신주
모시듯이 |
位牌を奉るように |
人のうわさも75日 |
남의
말도 석달 |
他人の言葉も3ヶ月 |
拍子抜け |
맥이
빠지다 |
脈が抜ける |
袋のねずみ |
독안에 든
쥐 |
甕の中に入ったねずみ |
踏んだり蹴ったり |
엎친데
덮친격 |
たおれた上にさらにかぶさる
|
|
설상가상 |
(雪上加霜) |
ほっぺたが落ちそう |
둘이
먹다가 하나가 죽어도
모른다 |
二人で食べて一人が死んでも気が付かない |
本末転倒 |
배보다
배꼽이 크다 |
腹よりへそが大きい |
枕を高くして寝る |
발 뻗고
자다 |
足をのばして寝る |
三日坊主 |
작심삼일 |
(作心三日) |
三つ子の魂百まで |
세살
버릇 여든까지 간다 |
三歳の癖が八〇まで行く |
みちくさ |
옆길로 새다 |
横道にそれる |
耳にたこができるよう |
귀에
못이 박히다 |
耳に釘がささる |
身を削る |
뼈를 깎다 |
骨を削る |
目と鼻の先 |
엎어지면
코 닿는 곳
|
こけたら鼻があたるところ |
目に余る |
눈 꼴 사납다 |
目障りだ |
目の上のこぶ |
눈에 가시 |
目にとげ |
目を白黒させる |
눈에
쌍심지를 켜다 |
目を血走らせる |
元の木阿弥 |
도로
아미타불 |
元の阿弥陀仏 |
元も子もない |
깡그리
없어지다 |
すっかりなくなる |
矢の催促 |
성화 같은
재촉 |
矢のような催促 |
油断大敵 |
설마가
사람을 죽인다 |
まさかが人を殺す |
渡りに船 |
가는 날이
장날 |
行った日が市の立つ日 |
横車をおす |
억지를
부리다 |
我を張る |
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ご意見ご感想は前田まで |
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