から

 


 

教室や添削で気づいたことを少しずつ書いていきます。上からどんどん書き足していきます。

 

大意を「おさえる」、内容を「つかむ」って何という? 111001

      「おさえる」と言っても、色々意味があります。「押し付けて力を加える」、「動かないようにしっかりつかまえる」、「感情が高ぶるのをとどめる」。ここではもちろんこのような意味ではありません。「大切なところをしっかり把握する」という意味です。ですから파악한다(把握する)と訳せばいいでしょう。

  また、「つかむ」も「しっかりと握る」、「手に入れる」という意味がありますがここでは「要点などを確実にとらえる」という意味です。확실히 이해한다(確実に理解する)となります。
まずは日本語の意味を的確にとらえることが大切ですね。(姜明淑)

 

発音はひとつひとつ正確に 110917

 

엄격히(厳格に)は[엄겨키]と発音してしまいがちですが、これは[엄껴키]と発音します。このように濃音化などは単語ひとつひとつ確認しなければなりません。また、끈적거리다[끈적꺼리다]を[끈쩍꺼리다]と発音してしまうように、濁るべき音が濁らない場合もあります。濃音化に限らず、まずは正確な発音を知り、ゆっくり練習しましょう。あとは読んだり聞いたりする量だと思います。(姜)

 

절대로 110912

 

能力中級に「4つの文章から正しい文章を選びなさい」という問題があります。その中で受講生の方がよく間違うのは次です。

 

그 약속은 절대로 지킬게요.その約束絶対ります

 

これを正しい表現として選んでしまう方が多いのです。日本語に訳しみるとおかしくないので、この表現が正しいように思ってしまいますが、実はこの表現は間違っています。절대로(絶対に)は、日本語の場合は肯定文でも使うことができますが、韓国語では「否定の叙述語」と共に使われます(연세한국어사전(延世韓国語辞典)より)

つまり「その約束は絶対に守ります」と言う場合は、반드시を使って、그 약속은 반드시() 지킬게요.えばいいのです절대로 は否定表現として「絶対に〜ない」として使われるという事、お忘れなく。 (趙)

 

なんだ〜일찍か・・・110910

上級の授業のことです。ニュースで何度聞いてもわからない部分がありました。何と聞こえますかというと、일찡나선。正解は 일찍나선(早く出かけた) でした。鼻音化がおこって全く違って聞こえたんですね。正解を聞いた後のあの悔しさと言ったら!「発音の変化がある」ということはわかっているのに、とっさに聞き取れないとすごくもったいないですよね。普段もっと声に出していたら聞き取れたかもしれません^^とにかく継続して聞いて、声に出して、慣れていきましょう。(姜)

「 生涯学習」は何という?110904

「生涯」を辞書で引くと、생애평생〔平生〕とありますが、생애は「ひとりの人が生まれて成長し、ある特別な経験を積んだり何かを成し遂げるまでの期間。一生」、평생は「生まれてから死ぬまでの間」という意味として使います。「生涯学習」というときは평생を使って평생학습または평생교육といいます。
 例)교육자로서의 생애.(教育者としての生涯)
   
평생 잊을 수 없는 추억.(生涯忘れられない
 

「一気に片づける」の「片づける」は?110827
 

  辞書には片づける치우다とあります。しかし、これは「整理する」という意味です。「終わらせる」「解決する」という意味として使いたいときには해치우다끝내다を使います。ですから한꺼번에 해치우다となります。(姜)

 

 

「〜し直す」はどういう?110807

 

韓国語に訳しにくいものってたくさんあります。「マフラーをしっかりと巻き直して」の「巻き直す」もそのひとつです。こういう場合便利なのが다시です。다시は「また」、「もう一度」という意味です。「巻く」は매다なので、머플러를 단단히 다시 매고とすればOKです。「書き直してください」は다시 쓰세요、「やり直す」は다시 하다となります。

 

「また」という語には다시(姜)

 

 

「食べられないもの(苦手なもの)はありますか」の韓国語は 110716

 

作中の課題からです。これを먹을 수 없는 것은 있어요?と直訳するとなんだかスッキリしません。不可能を表す表現には、ㄹ 수 없다の他−/−지 못하다があります。より口語的なのはこの−で、心理的に「したいけれどできない」というニュアンスが加わります。ㄹ 수 없다心理的には中立で、どちらかといえば客観的な不可能を表します。ですから自然な訳は못 먹는 음식이 있어요?となります。못 먹는発音は[몬멍는]です(鼻音化)。「は」「が」にすることもポイントです。(姜)     

파벳을 발음할 때・・・  110709

発音クリニックの録音課題に、KBS뉴스 ○○입니다.というのがあったのですが、受講生のみなさん全員が、KBSを「ケービーエス」と読まれました。でもそれだと韓国語に聞こえないんですよね。日本語と韓国語は外来語の発音が違って通じないことがありますが、そもそもアルファベットの発音からして違うんですよね。Kは「ケー」ではなく케이なんです。絶対もつけて下さい!そしては息を出して下さい・・・!上級学習者でも見落としがちなポイントです。
例えば日本語で、「カフェ」という外来語を「カッフェ」などと言ったりすると「!?・・・なんか違和感ある」と思いますよね。ちょっとした違いでぎこちなく聞こえてしまいます。
ネイティブスピーカー並の発音を目指す方は参考になさってみて下さい☆(姜)

は「グンデ」? 110625

中級のテキストの本文に、군대생활은 힘들지 않았어요?というのがあります。この군대を「グンデ」と発音する方が大変多いです。これは日本語の「軍隊」につられているのだと思いますが、語頭では濁音で発音すると少し不自然です。語頭のㄱは日本語の清音より若干ソフトに発音し濁音ではなく、母音やパッチムの後に来ると濁音で発音されます。これを「有声音化」といいます。癖がつく前に、ひとつひとつ直していきましょう。(姜)

など 110618

 
能力中級講座で、한 달이 넘도록 연락이 안 돼서 걱정이다ってどう訳したらいいんですか?という質問がありました。넘도록の部分で迷うところですが、訳すと「1ヶ月 以上連絡が取れなくて心配だ」となります。
 도록ここでは「〜ほど」という意味です。少しニュアンスは変わりますが、ㄹ/을 정도로と似た意味です。연락이 되다は「連絡がつく」、연락이 안 되다とすると「連絡が取れない」という意味です。日本語とのちょっとした違いをたくさん覚えましょう!(姜)

 

간이 의자  110616

 

〜간신히 엉덩이만 걸칠 수 있게 되어 있는 네모난 간이 의자 세 개〜 通訳ガイド試験2010年に出ていた一節を受講生が聞きに来ました。간というのは何かと。

「간が椅子〜」ととると간の意味が「間」かなにかのように思えてしまいます。간이 의자とかたまりで考えると簡単です。
「四角い簡易椅子」です。
ガイド試験を受けるような人でも、単語の切れ目を見誤ると、簡単なものもわからなくなってしまいます。(前)

 

어김없이と반드시と기필코 110612

今日の添削作業で、学習者の方が迷っている様子が見えた言葉です。

어김없이(어기는 일이 없이)と반드시は、意思に関係なく「いつも決まって」というニュアンスがあります。기필코(必ずや)には自分や他人の意思を表す意が含まれます。

例)여섯 시까지는 어김없이 돌아와야 한다.
  6時までには必ず帰らなければならない。

  오늘 경기도 어김없이 우리 팀이 이길 것이다.
  今日の試合もきっと勝つだろう

반드시(必ず←欠かさず)には置き換えが可能ですが、기필코(必ずや)には置き換えられませんね。

例)이번 계약은 기필코 성사시켜야 한다.
  今日の契約は必ず(何としても)成立させなければならない。

違いがお分かりいただけましたか。  (例文:NAVER辞書より)
 

 

はどう使い分ける?110611

 

 よくある質問です。「こと」という意味で使われる場合、には違いがあります。

 は文全体を名詞化して「〜こと」「〜の」、は「こと」「事実」「成り行き」「現象」「事情」を表します。

 

 우리가 오늘 모인 은 돌아가신 선생님을 추모하려고 하는 입니다.

 (私たちが今日集まったは亡くなられた先生を追悼しようということです。)★일使えません

 

 세상 일이란 예측할 수 없다.

 (世の中のことはよそうできない。)★것使えません

 무슨 일이 있어도 이번 공사는 꼭 끝까지 해내야겠다.

 (どんなことがあっても今度の工事は必ず最後までやり遂げなければならない。)★は使えません。

 

 ただし、「何もなかった」という場合どちらも使えるので、아무것도 없었다아무 일도 없었다となります。(姜)

 

 

첫 삽도 못 뜬 채(能力高級쓰기の問題から)110609

 

市民運動場の建設に関する問題です。慣用的な表現、知っていると知っていないで全然違ってきます。英語でもそうですよね。熟語・慣用表現をどれだけ知っているかが上級学習者の証なります。
は「シャベル、スコップ」、뜨다 は多義語です。その数、猛烈です。一度辞書を引いてみてください。ここでは、「(シャベルを)いれる、(スコップで)すくう」の意味です。つまり直訳すると「最初のシャベルを入れることができないまま」となり、意訳すると、「最初の作業にもとりかかれないまま」となります。

 

こんなんでました(어려움って?能力中級の読解問題から) 110304 

ある受講生の方が아무리 큰 어려움이 있어도어려움を「難しさ」と訳しました。は用言を名詞化するので間違いではないのですが、この場合もう少しピッタリくる日本語がありますね。何でしょう?そう、「困難」です。これは大発見です。そうか、「困難어려움言えばいいんだ!という発見。辞書で「困難」を引いてみてください。어려움と出てきます。ちなみに「困難だ」は어렵다힘들다です。곤란하다は「困る」です。これを혼란하다「混乱している」と間違える人がいます。コンランしないようにするのはコンナンですか?

によってよく名詞化されるものには、배움(学ぶこと)、기쁨(喜び)などがあります。(姜)

 

猫舌・スズメの涙って? 110225
 

どの講座だったか…自由作文の質問で「私は猫舌ですって何て言いますか?」というのがあって、スタッフみんなで「猫舌って?」と悩んでいました。結局ネイティブの先生に聞いて、「猫舌」なる単語はないということがわかりました。で、何と言うかというと、

난 뜨거운 거 못 먹어요 と。ちっとも面白くないですね。
 

動物に関する表現で、愉快だったのは、「スズメの涙ほどの給料」なんて言う時の「すずめの涙」。これ、みなさん、何て言うか知ってますか?새발의 피と言います。「鳥の足の血」という意味です。面白いでしょ。愉快だったのはここからで、答案に「スズメの涙」を새발의 피ではなく참새 발의 피としているのがあって、本当にスズメの涙ほどという感じが改めてしました?!(前田)

 

「自然だ」はどう言うのか 110221

   通訳翻訳応用コースの授業で。隔週で韓訳の宿題があるのですが、今回「自然な思考の流れとして」というものがありました。これを자연한 사고의 흐름으로 してしまうと不自然です。「自然だ」の韓国語は자연하다ではなく자연스럽다です。-스럽다名詞に付いて形容詞をつくり、「〜(ら)しい」「〜げだ」「〜そうだ」という意味になります。子音で終わる名詞につく傾向にあり、その他に걱정스럽다 (心配だ)、자랑스럽다(誇らしい)、한심스럽다情けない)、행복스럽다(幸せそうだ)などがあります。(姜)

천문전문か 110213

通訳基礎の授業で。天体望遠鏡に関するニュースです。천문학자전문가てきました천문전문これは難しいですね。息が出ているとか、音の高低だけではそんなに大きく変わりません(確かに取り出して比較すれば区別はできるのですが)。平音の[]は韓国人でも息が出がちな音なので、などよりもの区別がつきにくいのです。これだけを取り上げて発音すると区別できますが、文章の中では、なかなか。文脈でも発音上でもほとんど区別できないとなれば、結局、「(천문-학자」と「(전문)-」のように後続の言葉によって区別すること、よく似ているからしっかり注意して聞くことなど…ですね。(前田)

술자리? 110207

수차례에 걸쳐(数回にわたって)というのがKBSで出てきたのですが、どうも人間の耳というのはなじんだ音に聞いてしまう性質があるようでして、ある女性の受講生は술자리と答えて、もうすっかり술자리と思い込んで、文脈から考えるというより、술자리中心に文脈を作っていこうとするもんだから、なかなか正解には至りませんでした。よほど、술자리のお好きなお方とお見受けいたしました。(前田)

<付けたし>110208  同じく通訳翻訳基礎応用の最近の授業での珍解答

된장어 みそ魚?どんな魚やー?  正解は뱀장어 ウナギです。寒波による魚の凍死のニュースです。

모바일검사  モバイル検査?どんな検査やー! 正解は모발검사 毛髪検査です。麻薬関連のニュースです。

人間の耳というのはなじんだ音に聞いてしまう性質がありますので注意が必要です。(前田)
 

물장난はどう発音する?110204

[물짱난]と発音するのでは? というご質問がありましたのでお答えしました。正解はそのまま[물장난]です。

パッチムの後の子音は濃音化するとお考えになったようなのですが・・・ここでちょっと濃音化について少しおさらいしましょう!


漢字語の場合、パッチムの後の初声平音、は濃音化するという発音の規則があります。例えば、결정[결쩡]갈등[갈뜽]となります。

また、固有語の合成語で、前の単語のパッチムがの場合、それに続く単語の初声が濃音になる場合があります。손바닥[손빠닥]물고기[물꼬기]発音します

 

물장난は漢字語ではないのでこの規則に当てはまりそうですが、例外です。

一方、물짐승[물찜승]と濃音化して発音します。規則は一応あるのですが、このように例外がかなりたくさんありますので、ひとつひとつ出てきた度に確認をして覚えていくのが近道ですね。

 

☆発音が確認できるのは小学館の朝鮮語辞典とコスモス朝和辞典です。韓国で出版されている国語辞典、韓日辞典では発音は確認できません。지구문화사出版한국어발음사전なら確認できます(姜)

 

「アイロンがけしても、しわがなかなか取れない」は?110201


またまた作中から。「(しわが)取れない」は「広がらない」と訳します。「広がる」は펴지다、その否定形なので 펴지다。ですから「アイロンがけしても、しわがなかなか取れない」は다리미질을 해도 주름이 펴진다となります。「広げる」なら펴다です。うーん、この微妙なニュアンスの違いが面白いです。(姜)

「みんなで盛り上がるのもうまい」はなんという? 110131

作文中級にある問題です。この時の「盛り上がる」は신이 나다を使いました。は「浮かれること」「いい調子になること」を意味し、() 나다で「興がわく」「浮かれる」という意味になります。 나게 놀자面白く遊ぼう」、신난 리듬「ノリのいいリズム」、, 난다やあ,面白い!/すてき!」となります。ですから、「みんなで盛り上がるのもうまい」は 같이 신나게 노는 것도 잘한다. となります。
また、「盛り上がる」は「(気分や感情が)高まる」という意味の고조되다(高調する)も使います。「ワールドカップが近づき、雰囲気が盛り上がった」と言うなら월드컵이 다가와서 분위기가 고조되었다となります。ちなみに漢字の違う고조되다(高潮する)も「(感情などが)高揚する」と言う意味で使われます。おもしろいですね〜!(姜)

/ 있다 と  있다 110130

日本語の「〜ている」を韓国語に訳す時、「- 있다」 と「/ 있다」の2種類があり、迷います。

a.그는 학교에 있다. 

b.그는 학교에 있다.

どちらも日本語では「彼は学校に来ている」となりますが、aは来つつある進行bはすでに学校に到着している状態を表します。これが使い分けの基本ですが、すべてがこれに当てはまるわけではありません。「私は韓国語を教えている」の場合、今教えつつあるのではなく、教える状態にあるのだから가르쳐 있다だと思うのは早計です。가르치고 있다です。 下のAにあたります。  

있다

@単純な動作の進行を表わす場合······ 韓国語では動作の進行を話者が特別に表現したいときにのみ用いられ、日本語のように多用されません。

식사 준비를 있다.(食事支度をしている)  무엇을 있어?(何をしているのですか

A持続的な行為を表わす場合 

1 전부터 한국어를 공부하 있다. (1年前から韓国語を勉強している)

오사카에서 있다. (大阪んでいる

B動作をした後の状態が持続していることを表わす場合······ 目的語を持つ動詞(他動詞)に使われる

결혼 반지 있다.(結婚指輪をはめている

비행기 있다.(飛行機っている

/ 있다

@動作が完了した後の状態が持続していることを表わす場合 ······ 目的語を持たない動詞(自動詞)に使われる

의자에 있다.(椅子っている

아직 있다.(まだ生きている)

A受身形と共に用いられ、完了した状態が持続していることを表わす場

문이 있다.(門まっている

불이 있다.灯りが消えている

※つまりその動詞の持っている性質を見極めることが大切です。앉다瞬間動作ですから앉아 있다입다は着用動作で着る行為そのものは短時間ですが、着た状態を指すことが中心ですから입고 있다で着ている状態。習慣や、反復を表す場合(다니고 있다など)もあります。오고 있다/ 있다 の違いが入口ですが、その奥はなかなか深くて一筋縄ではいきません。(前、ミレスタッフ)

「ソツがなく」って? 110128

作文中級にある、「要領がよく、ソツがなく」。まず「要領がよく」は요령이 좋다ですね。「ソツがなく」、思わず「ソツ」って何?と思ってしまいそうですが、「ソツ」は「 手抜かり」「不足」「欠点」のことをいうので、できるだけ原文を活かして실수가 없고としました。ちなみに실수は漢字で「失手」です。실패「失敗」という単語もありますが、실수が小さな「ミス」や「へま」も意味するのに 対し、실패はもっと大きな「失策」「しくじり」というニュアンスがあります。요령이 좋고 실수가 없고となります。こうしてひとつひとつ訳していくことが大切なんですね!(姜)

大衆交通手段 110127

 

「公共交通機関を利用してください」という時の、「公共交通機関」のことを韓国語では、대중교통수단(大衆交通手段)と言います。대중교통기관とも言うみたいですが、수단の方が優勢です。漢字語でこれだけ似ていて、微妙に違うと、微妙に違うことを記憶しなければならないから、余計負担にもなりますが、まったく新しい単語を覚えるよりは楽ですね。(前)

 

6.5 110125

 

通応Wの授業。聞き取れなかったのは「6.5」つまり육점 오톤육천 오톤かです。はここではの違い、これが本当に耳だけではわかりませんでした。さらに、の聞き分け。は聞き分けが困難ですが、は比較的わかりやすいはずなのですが、このレポーターさん、次のにはリエゾンせず発音しているので、本当にわかりません。教室では、6.56005かで手を挙げて真っ二つに分かれる事態に。で、誰かが言いました。「6005トンというのはおかしい」と。これで一気氷解。そうそう、確かに被害の大まかな重さを言うのに6005トンはおかしいだろうと。なるほどその通りとみんな納得。そういう思いで聞くと、確かに6.5に聞こえます。人間の聴覚というのはあてにならないところもありまして……やっぱり聞き取りは耳だけでするのもではない。→耳だけにたよるな!(名言) (前)

 

聞き取りは耳だけでするものではない(名言) 110124

 

能中Wの授業の聞き取りで。수필가 김은하님의 글입니다という音声の後に、波の音をバックに朗読が始まるのですが・・・まず、수필가が聞き取れない!まあそれは置いといて、最後の글입니다って何ですか?と言ったところ、「描きます」という答えが。なるほど、그립니다ですね。発音は[그림니다]で同じですが、ハズレです。その後、그림입니다「絵です」と答える方が。うーん、残念ですが絵は全く関係ありません!그림니다と聞こえるってことは??ってことは??もうわかりますね!!??とまあこの繰り返しでした。철학자哲学者)が出てきたときも、처락짜と聞こえるけどこれは・・철악자철학자かとみんなで考えました。ちなみに수필가は随筆家。朗読をしていることで推測がつきそうですよね!このように前後の文脈から推測することもとても大切です。ひとつの単語に集中しすぎないで、全体を眺める習慣をつけましょう!「聞き取りは耳だけでするものではない」(姜)

恵まれない人 110123

作文上級の課題に「恵まれない人」というのが出てきますが、これが難しい。「恵まれない」を축복받지 못한 사람などとやると、神はすべての人を愛しているので、祝福を受けられない人などあり得ないとなるわけです。「恵まれる」にどうしても韓国人はキリスト教的なにおいを感じるようで、「恵まれない人」などあり得ないとなるわけです。ですからこの訳語は어려운 이웃が最適です。(前)

 

과학 ○○?? 110121

 

中級Wの授業で聞き取りをしました。「科学の原理を漫画で説明した本」という内容で、その中に생활 과학 현상という言葉があったのですが、これがなかなか聞き取れませんでした。생활 과학までは何とか推測できても、현상がどうしても・・・。それは과학 현상を発音すると[과하켠상]となるからです。과학 ・・・견상??  견상って何??という具合でした。현상(現象)と聞いて、「ああ〜〜」となる訳です。悔しいやら楽しいやら。中級もWにもなると、発音の変化があることは頭ではわかっていても、1견상と思い込んでしまうとなかなかそこから抜け出せないんですよね;;もったいない! でも、こういう体験を通して覚えていくんですね。「聞き取れなかった体験がリスニング力を高める!」、これって、もしかして名言? (姜)

 

作文の添削 110120

 

能高に試験対策として作文(400字)の作文を書く課題があります。書くべき内容をしっかり整理してから書くことを目的として日本語で書くということを要求しているわけです。それを韓国語に直して、同じテーマの作文が日本語と韓国語で提出されるわけですが、添削スタッフで話題になっていることは、「日本語作文がしっかりしている人は韓国語の添削がしやすい」ということです。日本語作文で論旨が整理しきれていない人の韓国語作文は添削が大変です。韓国語の直しだけでなく、「何を言おうとしているのか」を見抜くのに時間がかかったり、見抜けなかったりということがあるのです。作文で要求されているものは韓国語の力だけではなさそうです。(前)

 

「〜を聞いて」は? 110118

 

「車内放送を聞いて、あわてて降りた」の「聞いて」を、들어서と書く人がたくさんいらっしゃいます。ですがここでは듣고が適切です。‐は対等な文を並列するとき、先行の文の動作が完了したあとに、後続の文の動作が続くときなどに用いますが、動詞によっては、先行文の動作が完了し、その状態が後続の文に持続されることを表します。それは、타다(乗る)、それから입다(着る)、쓰다(かぶる)신다(履く)などの着用を表す動詞、켜다(点ける)などです。また듣다(聞く)、보다(見る)のような知覚、感覚を表す動詞にも 主に‐を用います。ですから안내 방송을 듣고 서둘러 내렸다.となります( 姜)

 

最大のコツ 110117

 

通訳基礎・応用で出てきたもの。「最大のコツ」の韓訳です。

a최대한 비결

b최대의 비결

aと思う人、手を挙げて。bと思う人手を挙げて。

これ教室ではaの人がほとんどだったんです。でも答えはbですよ。「最大」は名詞。最大とすると「最大限」になってしまいます。コツは비결(秘訣)です。( 前)

 

「たっぷり」は? 110116

 

「余白をたっぷり取りながら」の「たっぷり」を辞書で引くと듬뿍잔뜩ありますが、それは「量が多い」「どっさり」といったニュアンスなのでここでは適切ではありません。(数量・容積などが)十分だ、ゆとりがある」という意味の넉넉の副詞形、넉넉히を使いましょう。発音は鼻音化して[넝너키]です。넉넉(暮らしが)裕福だ、豊かだ」という意味もあります。
ちなみに「余白を取る」は여백을 두다と言います。놓다ではなく・・・また「間隔を置く」も두다を使い、간격을 두다です。 (姜)

 

「頬に付いたご飯粒をとる」 110115

 

通訳ガイド講座の問題に、「頬についたご飯粒をとる」という作文がありますが、この「とる」ができていない人が多いです。「とる」のような多義語が難しいんです。「とる」の代表例を挙げるだけでも大変です。一度日韓辞典で「とる」をひいてみてください。そういえば僕の『赤本』の29ページも「とる」特集でした。で、この「ご飯粒をとる」の「とる」が29ページには抜けてるんですよ。残念!じらさずに答を言いましょう。뺨에 붙은 밥알을 뗀다」です。떼다は「はずす、除去する」というのが基本的な意味です。この「とる」が빼다となっている人が多くて…。빼다は「抜き取る」んです。「頬に刺さったご飯粒を抜き取る」というような滑稽なニュアンスになってしまいます。多義語は難しいです。「とる」はその代表格ですね。『赤本』=『上級演習ノート』29ページも一度見てみてください。(前)

 

「心に深く染み込んだ」の「染み込む」は? 110114

 

作文中級で出てきた表現です。스며들다は日本語と同じように「液体や気体、色などが物の中まで徐々に深くしみる」、「(ある感情が)染み入る」という意味なので마음에 깊이 스며들と訳すことができます。その他に、마음에 깊이 새겨졌다としてもいいです。새기다は「彫りつける」また「深く記憶する」という意味です。その受動態새겨지다、「刻み込まれる」を使っています。ちょっとかっこいい表現ですね〜。よく出てくる表現なので、覚えておきたいですね!(姜) 

 

필요한다  → 필요하다 110113

 

日本語を話す時、私たちは「これは動詞」、「これは形容詞」と区別する必要がありません。しかし韓国語を使う場合、動詞か形容詞かという区別は必要で、文末でその違いが出てきます。필요한다조용한다はいずれも間違いで、正しくは필요하다」、「조용하다ですㄴ다は動詞の場合だけです。形容詞(韓国語には形容動詞はありません。形容動詞も形容詞の一部と考えます)は、文末では辞書に出ている原形をそのまま使います。方、「区別필요하다」 ( 前)

 

신문에 보니까 110111

 

能中問題
A:건강에도 좋은 커피를 그렇게 마시니? (健康にも悪いコーヒーをなんでそんなに飲むの?)
B:그래도 전에 신문에 보니까 커피가 심장에도 좋고, 건강에 나쁜 것만은 아니라고 하던데... (でも前新聞で見たら、コーヒーは心臓にも良くて、健康に悪いだけではないと言ってたけど・・・)

という文章がありました。 

 

신문에 보니까「新聞たら」。このって、場所や動作・作用の帰着点を示す「〜に、〜へ」っていう意味じゃないんですか?という質問がありました。
実は、には道具・手段・材料を表す「〜で、〜に」という意味もあるのです。 

例)눈물에 젖은 얼굴(涙にぬれた顔) 

 

さらに詳しく言えば、道具でありながら文にある行為が影響を受ける場所を表す性質もあります。 

例)난로불에 불을 녹이다(ストーブで体をあたためる)
  아기  기저귀는 햇볕에 말려야 살균도 되고 좋다(子どものおむつは日光にあてて乾かしてこそ殺菌もできて良い) 

では、同じく手段・方法・道具を表す/으로使って신문으로 보니까としてもいいのかと思いますが、/으로は、ある状態を成す(またはつくりあげる)材料を表す語につき、「〜を利用して」という意味を持ってそこに重点を置きますのでここではふさわしくありません。えば신문으로 장난감을 만들었다なら自然です( 姜)

 

つべこべ言わずにシャドーイング 110109

 

「つべこべ言わずにシャドーイング」は東京必勝(2010,8)で生まれた名言?なんですが、これを韓国語でなんというのかという質問をたくさん受けました。
「つべこべ言わずに」は이러쿵저러쿵하지 말고 とします。이러니저러니でもいいのですが、이러쿵저러쿵の方がゴロがよいのと、どことなく滑稽味が出ているようで、これに確定したいと思います。「シャドーイング」は샤도윙,새도윙,섀도잉といろんな綴りが混在しているようですが、いったん섀도잉としておきます。
이러쿵저러쿵하지 말고 섀도잉 ! ( 前)

 

맛있다맛없다はどう発音するのか110108

 

받침がある語と母音で始まる語で成り立つ合成語は、2つ目の語の母音がの場合、前の語の받침は単独で発音される子音が連音化します。웃어른[우더른](目上の人)、헛웃음[허두슴](つくり笑い)などがその例です。この原則に従えば、맛있다[마딛따]맛없다[마덥따]となります。しかし、맛있다は実際には [마싣따]と発音する人が多数いるので、原則に反しますが許容されています。( 姜)

 

하세요 주세요か 110107

 

日本語では、「〜しなさい」という命令形はあまり使わないんです。「〜してください」と言うんですね。この「クダサイ」が曲者で、これにつられて何でもかんでも「〜 주세요」って、やっちゃうんですよ。


「質問してください」、これ韓国語に直してください。


질문해 주세요じゃないんですよ。これは질문하세요なんです。「〜してください」につられないで!
では、〜하세요と〜 주세요はどう違うのか? 주세요は自分に利益がもたらされるときだけ使います。それ以外の「丁寧な命令」は하세요とします。( 前)

 

足を閉じる 110106


通信の受講生の方からの質問で(どの講座かは忘れました;;)、「足を閉じる」ってどう言うんですか?というのがありました。「閉じる」と聞いて思い浮かぶのは닫다でしょうか。「ドアを閉める」は문을 닫다ですね。でも「足を閉じる」は다리를 모으다と言います。모으다は、「(1か所に)寄せ集める」という意味です。돈을 모으다(お金を集める)、사람을 모으다(人を集める )と使います。


あと、「(人気・精神などを)集中させる」という意味もあるので、정신을 모으다(精神を集中させる )、사람들의 주목을 모으다(人々の注目を集める)ということができます。

 

ちなみに、「目を閉じる(つぶる)」は눈을 감다、「口を閉じる(つぐむ)」は입을 다물다です。では「本を閉じる」は?
そう、책을 덮다です。韓国語にたくさん触れることがいかに大切かわかりますね!( 姜)

 

말합니다 101230

 

通訳基礎和訳課題からニュースで「〜라고 말합니다」というのがよく出てきます。これは「〜と話します」と訳してはいけません。「〜と話しています」と訳します。日韓の作業では、「〜ている」は 있다の形を取らないことが多いということを勉強しますが、それの逆にも対応できないといけません。簡単なことろにも落とし穴がたくさんあります。(前)

 

놓다두다 101228

 

能力中級Uの授業で、고급 주택일수록 따로 경비원을 두는 경우가 많다.「高級住宅であるほど、別に警備員を置く場合が多い」という文が出てきたとき、두다놓다としてはだめですか?という質問が出ました。놓다두다も「置く」という意味ですが、놓다が物をある位置に置くことを表すのに対し、두다は一定の場所に置いた状態で留めておいたり、しまうということを表し、人を置く、時間を置くという場合にも使われます。 

 

例)씻은 접시를 잠깐 식탁 위에 올려놓았다.「洗ったしの間食卓いた」・올려 놓다 →「上、載せる

  아이를 집에 두고 왔다.「子供いてきた
  평생을 두고 잊을 없다.「一生涯忘れらない

 

ちなみに、「置いておく」というときは놓아두다といいます。  

他にも、놓다は「(持っているものを)放す」「(継続していた動作などを)中止する」

두다は「(人を)雇う」「(間隔を)置く」などいろんな意味があります。奥深いですね(姜)

 

-/ 적이 있다/없다 101225

 

中級Uでの質問です。-/ 적이 있다/없다「〜したことがある」を-/ 적이 있다/없다とも表現しますが、日本語で「遅刻してみたことがある/ない」とはあまりいいませんよね?韓国語でもそういう表現はしないのでしょうか?>
 

もともと-/ 보다は動詞に用いられ、「ある行為を試しにやってみる」という意味です。 지각을 적이 있다「遅刻をしたことがある」を지각을 적이 있다「遅刻をしてみたことがある」とするとやはり不自然ですね。遅刻を試しにやることはあまりありませんので・・・。
ただ、지각을 적이 없다とすると、1度も遅刻したことがない」と強調する意味があります。

例)감기에 걸려 적이 없다「風邪1)引いたことがない」( 姜)
 

먹이다먹히다 101224

 

これもね、学習者を悩ませ続けるものです。使役と受け身。日本語は「れる・られる」をつけてそれでOK。けれども韓国語はいろんな形式(//////の挿入と-지다하게 하다당하다받다などがつくパターンなど)があって、それが法則も(ある程度はありますが、はっきり示せるものは)ありません。個別に覚えていくしかないのですね。その個別に覚えるのも混乱するのが、これ。挿入する形式。

 

먹이다 食べさせる 使役  아이들에게 아침 밥을 먹인다.  子供たちに朝ごはんを食べさせる。

먹히다 食べられる 受け身       먹고 먹히는 세상  喰ったり喰われたりする世の中。    

 

韓国語は受け身はあまり使わないとも言われますが、-지다 -되다なども受け身と言える用法ですので、日本語とは受け身のあり方が違うだけだけで、実はなかり受け身を使っているのです。

使役と受け身に関しては、いずれきちんとまとめたいと思っています。今は混乱しますので、この二つだけしっかり覚えてほしいと思います。(前)


임금문제 101223

 

通基・通応のディクテーションで、ほとんど人が聞き取れていないところです。パッチムのㅁㄴㅇは難しいのですが、の連続が聞き取りにくくしている原因のようです。これを인구문제と聞き取っている人がほとんどです。文脈からでも、인구문제は適さないということがわかるのですが、それでも…( 前)

 

あける 101222

 

上級の課題の「あける」シリーズで。「カーテンを開ける」「缶詰めを開ける」・・・それぞれどのように表現するかという問題ですが、その中に「ビニール袋の口がなかなか開かない」の「開かない」の原形を韓国語で書きなさいという問題があります。ここで、벌리다と書く人が多いのですが、벌리다は「開ける」意味なので、これを 벌리다とすると「開けない」になってしまいます。ここでは「開くことができない」という意味なので、벌리다「開ける」の受動態、벌려지다「開く」または열다「開ける」の受動態、열리다「開く」が正解です。( 姜) 

 

각광을 받고 있다  101221

 

能高と通基・通応の3つの授業でだれも聞き取れなかったものです。「각광을 받고 있다」、こんな日本語そのものみたいな言い回しも、ちょっと音印象(おんいんしょう)が違うだけで聞き取れなくなってしまいます。文字で見ている皆さんはすぐにわかりましたよね。そう、「脚光をあびている」です。(前)

 

は唇を 101220

 

能力中級の授業のディクテーションで、오히려어히려と書く人が多かったです。は、間違いやすいもののひとつですね。と書くということは、ご自分の発音もそうなっていると思います。母音は唇を前に突き出して発音しますが、意識している方はなかなか少ないようです。ニュースなどでアナウンサーの口を見ていると、かなり唇が突き出ていることがわかります。じっくり見てみてください。単語を覚えるコツ→ハキハキと口を動かしながら声に出して書く!試してくださいね☆(姜)

 

故郷の愛知県 101219

 

作文中級の課題文から、間違の多かったところです。イチローの話題です。その中に「故郷の愛知県に〜」というくだりが出てきます。ここ皆さんならどう韓国語に訳しますか? 簡単そうで、中級学習はみごとひっかかってしますんですね。ここはではなくを使います。同格の「の」は고향인 아이치현となります。医者のおさん、主婦裕子さん의사인 아버지. 주부인 유코 となります

付けたし  この項目に付け足します。同格のはもう一つ落とし穴があります。「고향인 아이치현」という韓国語を日本語に訳す時、「故郷である愛知県」と訳してしまうのです。間違いではありませんが、「故郷の愛知県」で十分です。「의사인 아버지」は「医者である父」ではなく「医者の父」と訳しましょう 。同格のは日韓でも、韓日でも要注意です。(前)

 

쓸데쓸모  101218


「使い道」の意味として、쓸데 쓸모 どちらを使いますかという質問がありました。
どちらも「使い道」の意味として当てはまりますが少し意味合いが違います。辞書にはそれぞれ、

쓸데 「用いられるところ、使い道、使い所」
쓸모
 「使い道利用価値、効用、用」     

 とあります。

 

쓸모 の方には、「使う価値」という意味があるんですね。
例えば、쓸데 있으니 돈을 빌려 .使う用があるからちょっとお金を貸して」とは言いますが、ここでは 쓸데 の代わりに 쓸모 は使えません。 

돈은 쓸모 있다.そのお価値がある

とは使うことができます。また、

쓸모있는 사람이 되어라.役に立つ(価値のある)人になれ」

とは言っても、 

쓸데있는 사람이 되어라.使い道のある人になれ」

とは言わないようです。ちなみに、쓸데없는 자식のないやつ」はよく使われるようです。 面白いですね!!(前)

질병  101217

질병」の発音をハングルで書きなさいーこれは僕の授業の小テストの問題。ほとんどの人が[질뼝]と答えて間違いました。授業で説明したんだけどな… もう一度説明しましょう。
糖尿病とか心臓病とか接尾辞の「病」はと濃音化します。[당뇨뼝][심장뼝]です。ところが、疾病は病が接尾辞としてついている単語ではなく、一つのカタマリです。ですから濃音化しません。答=[질병]。どうですか?納得しました?

同様の例を「法」でもあげておきましょう。文法、教育法など接尾辞の法は[]と濃音化します。しかし接尾辞ではなく、カタマリとなっている「司法」は[사법]と濃音化しません。이제 되겠지요? (前)

李美智 101216

李美智さんという知人がいます。ホントの話。이미지さんの이미지と覚えます。イメージ、メッセージ、センチメートル、キログラム、パーセントなどカタカナ語は後々まで、日本語の発音に引っ張られます。

それぞれ이미지메시지센티미터킬로그램퍼센트ですカタカナ語の確認の時に、李美智さんにいつも登場してもらいます。 (前)

翻訳すれば易しくなる? 101215

通訳翻訳基礎講座の授業であった話。宿題は韓訳、題材は野間秀樹先生の『ハングルの誕生』からある1ページ。ちょっと癖のある文体です。ある受講生が「こんな難しい文章、翻訳しても韓国人わかるんですかね」と。

そこで僕の答えは「翻訳すると易しくなります。翻訳すると標準的な韓国語になるので読みやすくなります。翻訳する時には、そういう心がけで、より分かりやすく、より標準的に訳そうとしてください」と。さらに付け足して、「源氏物語は難しくて、普通の日本人は読めませんが、アメリカ人は結構読んでいます。それは英訳されているからです。」と。つまり独特の文体も、擬古文的な表現も、標準的でわかりやすい韓国語に訳せばいいのです。独特の文体まで訳そうとする必要はありません。日本語が難しいからと言って翻訳された韓国語まで難しいわけではないのです。(書かれてある内容が難しければ話は別、あくまで表現の話です。)

P.S. この本は素晴らしいですよ。韓国語学習者の必読書です。ぜひ読んでみてください。作文上級の課題としても取り上げています。通訳翻訳基礎応用のV期で、また違うページを取り上げました。(前)

激音が弱い 101214

激音の息が出ていない人が多いです。通信でも教室でも。それで教室の方に「激音の息が出ていませんよ」、と指導すると今度は平音が強くなりすぎて激音のようになってしまいました。その辺の加減が難しいのですが、モデル音声(アナウンサーの発音)をよく聞いてみると、激音の息がマイクに当たって「プ」と息の音が録音されているのがよくわかるところがたくさんあります。一度、激音がどのくらい息が出ているのかモデル音声の激音にだけ焦点を当てて聞いてみてください。注意深く聞くとよくわかってきます。
そして自分の録音も聞きなおしてみてください。激音の息が出ていないということに気付くはずです。(前)

 

 

 

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