聴き取れなかった単語一覧  151216
 

通訳翻訳演習コースの授業で実際に受講生の皆さんが聴き取れなかった単語を整理していきます。「聴き取りにくい単語連語」のコーナーと合わせてリスニングの参考になればと思います。少しずつ書き加えて,いずれ先のコーナーと合体して,より充実したものにしたいと思います。ご意見ご感想をお聞かせください。

未整理どころか,これからどう整理していいのかもわからないまま始めました。

の弱化・無音化 こういう風に聞こえた コメント
해결해 갈 것(解決していかなければならないもの) 해결할 것  
회합을(会合を) 해얍을  
임해야 할(臨まなければならない) 이매할  
즉각(即刻) 즉학 が無いのに聞こえてしまった逆現象
절충안인(折衷案である) 철중하는 が無いのに聞こえてしまった逆現象 +절충안という単語を知らない
원흉(元凶) 원인,오녕 ㄴㅇの混同
실현(実現) 시련(試練) これは文脈上でも区別が付きにくいことが起こる可能性もあり,要注意。
난항중인(難航中である) 나는 전인  
지향(志向・指向) 취안  
권한이(権限が) 거난이  
경수로형(軽水炉型) 경수로용  
기한(期限) 기간  
수험자격(受験資格) 수업자격(授業ー) 수험(受験)と수업(授業)は同じような文脈で使われるので要注意
일원화(一元化)하는 이러나하는 これはの弱化+連音
공헌(貢献) 공운 の弱化 とㅓㅜの混同.もう1つの聞きにくさ。
침해(侵害) 치매 侵害が痴呆になってしましました。確かに「シンガイ」という4モーラが,「チメ」の2モーラに縮まるのは最初戸惑います。
개정안을 (改定案を) 개정할 の間に何かあると感じて,を補ってしまった。
승인했습니다(承認しました) 숙의냈습니다 これは했습니다.냈습니다.の聴き取りの問題。냈습니다.と聞こえたら,ㄴ했습니다の可能性も考えて判断しなければなりません。냈습니다と考えてしまうと,その前が考えられなくなります。
하나원 한화원 統一のための教育センター하나원。これを知らないと韓国化する院(한화원)と聞こえてしまいます。を過剰に補ってしまった例。
최소한(最小限) 최선한(最善の) これはの弱化の分類に入れるべきか迷うところですが,聞き間違いの元になっているのはです。(〜の (連体形),限)の二つの使い方が,熟語の上ではぴったりとおさまってしまって耳にはどちらか判断しにくくなってしまっています。結局これも文脈で判断するしかなさそうです。
수업에 한해(授業に限って) 수업 안에(授業の中で) やはりが弱化して,聞き取れないです。한해 안에,耳では聞き分けられません。上の項目も同様ですが,(限)には悩まされます。
불황 극복을 위해 불안 불황 と 불안 これはともう1つの混同もかかっています。
사원 상황  
호텔 한국인이 경영하는 호텔 등 このような文脈でした.호텔に聞こえて,しかもイントネーションがが高く,日本語の平板な「ホテル」とは違って「ォッテル」のように聞こえます 。それに前の하는からのが連結して,「ノッテル」のようにも聞こえて…
(부담을) 호소하고 있습니다 부담으로서 하고 있습니다. 「負担を訴えています」 호소が弱化して,「부담으로서 하고〜」と聞こえます。
신흥국 시는국 新興国という漢字語がなじまないから,ぴんと来なかった。후진국あるいは도상국개도국この辺までは対応できますが, 新興国とはね。
농협 농엽 の弱化の中でも特に,の後のが一番手ごわいのでは? 농업がたくさん出てくるニュースだったので,농업 농엽と聞こえてしまいました。でも농업関連のニュースなら농협がぴんとこない,自分が悪いかも。
융합하게 유아파게 세상과 잘 융합하게 하려면 〜 という文脈です。こういうところで「融合」がでるとはちょっと推測の範囲を超えていました。の連続は本当に聞きにくいです。
시킨 후(同様に한 후」など) 시키누 これは聞き取れているのに,意味が取れないというやつです。いや,やっぱりこれも聞き取れないということでしょう。 音は取れるけれど,意味につながらないわけですから。
韓国語の単音節語は,前後にぴったりと引っ付いてしまって,まったく切れ目を感じさせません。が完全に脱落して[시키누]と言っています。「後」には要注意です。
한 학교 하나꾜 これも上と同じ例です。単音節語の振る舞いは別項にまとめるべきかもしれません。
9분 후에 구분해(区分し) これは完全に[구부누에]と聞こえます。時間に関する表現が来るということが文脈でわかっていても,の弱化(ココでは完全に無声化です)にはとまどいます。
한 흔적 는 적 낚시를 한 흔적   釣りをした痕跡

도구로 암석을 훼손한 흔적이 〜  道具で岩石を破損した痕跡が〜

도굴 흔적 盗掘の痕跡

同じニュースで出てきました。の  が弱化してほとんど聞き取れません。

一番上の用例では、낚시를 한 적 とほとんど区別がつきません。

 

밤 하늘 바마늘 耳は確実に[바마늘]をとらえているのに、それが何を意味するのかつながりません。語中のは全くに聞こえませんね。知識としてそういうことが分かっていても、簡単な単語하늘が姿を変えてしまうと、対応できません。
こうして一覧を作ってみてつくづく感じるのは「の弱化・無声化」によって聴き取れないことがいかに多いかと言うことです。
もう少し事例をためると,この分類の中でもさらに細分化できるかも知れません。

 

ㅇ,ㄴ,ㅁの混同(あるいは聴き取れない) こういう風に聞こえた  
추진중인(推進中である) 추진적인  
연계해(連携し) 영기해 연계(連携 )という単語を知らないために起きた?
일미양정부(日米両政府) 일미한 정부 という音より韓国のの可能性に引っ張られて。ㅇ,ㄴが聞き分けできない。
운용(運用) 운영(運営) う〜ん、これは難しい。文脈上では、どっちがどっちか区別付かないからね。
중에는 (〜中には) 주위에는 がね、はっきりきこえないけれど、なにかあるように聞こえる。
안정(安定) 안전(安全) これは聞き分けはほとんど不可能。
정부(政府) 전부(全部) これも聞き分けはほとんど不可能。文脈で判断するしかない。
싱싱한 야채 신선한 (新鮮な)  
방에서 밤에서  
강행(強行) 강의, 방행, 가맹, 강연 の弱化とも関連がある。
군내 (軍内) 국내(国内) 국내 に慣れていると,軍隊の話題の中で出てくる군내국내としか聴けなくなっています。
국내(国内) 군대(軍隊) 上の項目とも関連していますね。確かに[궁내][군대]はよく似ています。それに文脈でも区別が付きにくいこともありますから。要注意です。
     

 

ㅓ,ㅗの混同 こういう風に聞こえた  
종식(終息 ) 정숙  
     

 

ㅗ,ㅜ,ㅏ,ㅓなど母音の混同 こういう風に聞こえた  
조약(条約) 주역 母音の聞き取りはㅓㅗが難しいですが,それ以外でも混同がかなり起きます。ソウル方言を中心に,〜하고を〜하구という風に,母音が入れ替わる傾向が強まっていますから,韓国語の母音の発音自体が,若干曖昧化しつつあるのかも知れません。しかし結局単語を正確に知らないからではないか。
교섭(交渉) 규섭
검토(検討) 검투
휴양지(休養地) 휴영지
서울 確かに,は少し長めに聞こえますから,서울と区別がつきにくいです。文脈で区別しないといけません。
普段発音する時もよりを強調した方が,わかりやすいように思います。聞き取りも発音も,ポイントは難しいではなく,よりわかりやすいをしっかり発音し,聞き取ることです。

<名前のリスニングから分かったこと>

(1) 音節末鼻音の識別ができない。 (함 한)(손 송 선 성)(신 심)(정 전)

(2)  の識別ができない 。 (서 소)

(3) 「ㅇ 아」「ㅇ 화」識別ができない 。(명아, 명화)

(4) 양 향の識別ができない.が弱化して聞き取れない 。 (미양미향) 

(5) の激音−平音の識別は14の項目よりはできている 。(秋)という姓があることを知らなかった可能性もある 。

(6) の識別はあまりできていない 。(蔡,采)という姓があることを知らなかった可能性もある 。

(7) の識別はあまりできていない 。これはの識別と,ㄴㅇの識別,の弱化という3種の困難が重なるために正答率が極端に低くなっていると考えられる 。なおここでは用いなかったが,これに加えも識別が困難であろうと予測される。

(8) 송손선성4種の「ソン」が全く識別できていない 。ㄴㅇの識別とㅓㅗの識別の困難が重なっものと考えられる。

(9) 上位群と下位群の正答率の差が少ない(59%,56)。上位―下位の差が出やすいのは文脈による推測が必要なときではないかと考えられる。音素そのものの識別では,上位と下位の差はそれほど大きいとは言えない。

 

連語(予想外の組み合わせによる) こういう風に聞こえた  
동시베리아(東シベリア) 동십에리아 パッチムを復元しすぎた,エリアという単語に引っ張られた。
높아진 이래(高まって以来) 높아진 일에 이래일에、これもむずかしい。文脈上は区別不可能。これは別の分類に入れるべきか? 에 의 애の区別という分類を作るべきかしばらく様子を見ます。
방위청 직원과 (防衛庁職員と) 방위 전시관과 語の切れ目。これが意外に難しい。連音でつながるとどこで切ればいいか分からなくなる。特に長ったらしい漢字語。
필연이(必然では〜という文脈) 필요 있니 피료という音の続き方が良く使う方の필요に引っ張られる。필연적がつけば全然問題ないのだけれど。
연설이(演説が) 연소리 어오の区別ができない上に,소리という馴染んだ音をすぐ捉えて,前後の文脈を考える余裕もなかった? 
중1 영어 자습서(中1の英語の自習書) 영어 〜 こんな簡単なものどうして聞き取れないのかと思ったのですが,聞き取れない理由がありました。영어(中・日・英語)と聞こうとしていたみたいです。
입원(入院) 이번 (今回) 이번の方が圧倒的に耳になじんでいるから、病院関連の話題でも、입원 より이번の方が勝って?しまいます。
평균 오백여명   [평규노배겨명]連音の連続で、真ん中の[노배겨]がもう全く、お手上げでした。
전문의 젊은이 전무니젊은이のように聞こえてしまいます。「せんもんい」の5モーラが、3モーラになってしまって聞き取りとしては難しくなります。

 

激音,濃音 こういう風に聞こえた  
조기(早期) 초기(初期) 早期発見というやつ。조기에 발견해야 〜文脈上の区別はほとんどありません。平音の「」も語頭では息がもれて強い発音になります。
     
     

 

ㄴㄹの音変化 (流音化) こういう風に聞こえた  
종래(従来) 전내 聞こえたように書いてしまった(単語を知らないから)
신뢰(信頼) 실뢰 聞こえたように書いてしまった(単語を知らないから)
내일 낮 내이라 [내일랃] と流音化して、聞き取りにくいです。単音節の単語は短いので手がかりが少なくて聞き取りにくいことが多いです。は流音化は対象になり、また後続の環境によっては、パッチムがききとりにくくなります。낮 최고기온というのも、聞き取りにくいですね。 こちらはどこで切るかがわかりにくくなります。
알 권리(知る権利) 알코올(アルコール) 국민의 알 권리ですから、文脈からは「アルコール」と聞き間違えることはないのですが、それでもどうしても初めての人はわからないみたいです。권리 だけでも最初は戸惑うのに、さらにがついて難易度が増したということです。
     

 

鼻音化 こういう風に聞こえた  
폭넓은(幅広い〜) 풍요러운 폭넓은という語彙を知らなかったため
직면(直面) 중명 に。鼻音化をクリアーしたのに,母音がひっくりかえった。
격리(隔離) 경이 に。鼻音化をクリアーしたのに,結局単語を知らないから?
종착역(終着駅) 종창녀,전창녀 종창녁。これはいろんな可能性がありうるので,推測が付きにくいです。一度聞いておくと使われる場面が限定されるのでもう大丈夫。
역무원(駅務員) 용무원 영무원。これも용무원との区別は耳では不可能としても,使われる場面がはっきりしているので,一度聞いておくと大丈夫。
입모양(口の形) 임모양(任某嬢) ニュースで出てくる〜모양(〜某嬢)が印象的なので,ついそう聞いてしまったということでしょうか?
탓만(〜のせいだけ) 당한 がついて鼻音化する例が多いので要注意です。
짝뜩 무장합니다   あまり使わない짠뜩 (すっかり)という擬態語が、後続するの影響で鼻音化して짠뜽となります。これはもうわかりません。鼻音化はよく使う、耳慣れた語彙でこそ対応できますが、使用頻度の高くない語で鼻音化が起きると、なかなか元の形に戻さなくてはという意識すら持てませんからダメです。
퀵 리스번스   これは僕の授業で使う「クイックレスポンス」の韓国語録音の時のこと。「큉 리스번스」となります。クイックがクインとなると、やっぱり何を言っているのかわからない人が出てきます。日本語として定着している外来語の「韓国語発音時の鼻音化」は厄介です。「ペンミロ」→「バックミラー」の類です。

 

閉鎖音 ㅂㄷㄱの混同 こういう風に聞こえた  
굳는(固まる)連体形 붓는붙는묻는굿는먹는 これは 〜ウンヌンと聞こえる単語総出演.
굽는(焼く)連体形 분는곱는부는먹는묻는 これは上のものより意味がとりやすいで間違いが少ないが,それでもやっぱり「〜ウンヌン」という音の連続は聞き取りにくい。
삭제(削除) 삽취  
입사 시험 이차 시험 閉鎖と摩擦が組みあわさって激音と聞こえた例
합격할 수 있었어요. 학교 갈 수 있었어요. 합격할」と「학교 갈」。3人の受講生が同じまちがい。パッチムの聞き取りの甘さ。音が近いと油断してより耳に馴染んでいる方にひっぱられる。
전북 (익산에서 ) 전국 전북(全北)は耳になじんでいないから,よくなじんでいる전국に引っ張られる。

 

その他 こういう風に聞こえた  
촉구(促求) 촉국 촉구という単語を知らなかったため
대변인(代弁人) 대벼이? 대변인という単語を知らなかったため
등에 서식하는(〜などに棲息する)  등에서 식하는 에 에서の語の切れ目がわからなかった
이라크(イラク) 1월끝 素直に聞けなくなってしまっています
상점(商店) 황정
웃돌았습니다(上回りました) 얻돌았습니다 結局単語を知らなかったから。
부분(部分) 부근(付近)  
유엔에 대해(UNに対して) 이원회에 대해 確かに似ている。しかもUNの人権委員会の話題だったから,なおさら。
쉰명(50名) 십명(10名) う〜ん,似ている。そもそも1音節で聞き取るのは不可能。오십명と言ってもらわないと聞き取れない。それに십명なんてありえな い。10人なら열명だ,「これは10ではない」という判断が,聴き取りのような瞬間的な場面では追いつかない。数字の聴き取りは難関中の難関です。

쉰명は実生活ではほとんど使いません。ニュースだから規範意識が働いてアナウンサーは쉰명と言っていますが,普通は오십명と言います 。どこまで固有韓国語系の数詞を使うかは個人差があるようですが,実生活上は最大でも40(마흔)代までで以上はほとんど言わないようです。

비기다(引き分ける) 이기다(勝つ) これも似ている。しかも同じような文脈で出てくる。実際は비기고 말았다なんだけれど,이기고 말았다と聞こえた人が多かったみたい。意味の違いが大きいだけに,この聞き間違いは大きいぞ。
손쉽게(たやすく) 수십개(数十個) これもね〜。言われてみると似ているよね。文脈。文脈。
로 인해(によって) 로 의해 에 의해であって,로 의해はありえない。とくれば인해
꾀할 방침(企る方針) 피할 방침(避ける方針) の前になにかストレスのある音が聞こえる。きっと피할だ,というのが判断。
인원(人員) 이번 円唇性が似ています。
똑 바로 곧 바로 似ています。意味も,発音も。しかも短いから,なかなか聞き分けが難しい。秘訣はピッチ?の方がピッチが高い。
내딛게 됩니다 내리게 됩니다 내딛다はあまり頻度が高くないから,発音の似ている내리다に引っ張られたのでしょう。
평화안보(平和安保) 동아안보(東亜安保) 평화동아。ずいぶん違うようでも,似ている?
인원 감축(人員減縮) 이런 감축이번 감축 少し上の項目にも同様の例あり。인원が聞き取りにくい。
덜 춥다 더 춥다 좀 춥다 はね,なかなか馴染めませんから.結局パッチムのが聞こえたり,聞こえなかったり,に聞こえたり……でも意味が全然違ってくるからこれは恐い。
비싼 교복 값 비슷한 교복 값 비싼」と「비슷한」はよく似ている。
예고경고 예보경보 予告,警告よりも,予報,警報のほうに引っ張られた。「告(コク)」が「」と一音節になってしまうのもなじみにくい原因か。
왜 이렇게 우리 옆에어이 없게 왜 이렇게」はスピードをつけて「오애이러케」と一気に一塊に発音されると戸惑います。
종전에 전경에 정전에 これはいろんな可能性が考えられます。
@「従前」という言い方が日本語ではないために,なかなか思い浮かばない。Aチョンジョネのつづりの組み合わせの可能性がたくさんある。
줄문 세례(質問の洗礼) 줄문세에(質問勢…) 쏟아지는 기자들의 질문세례를 という文脈ですが,세례が聞き取れません。韓国語でよくある(勢)と取って,「質問勢」と考えてしまいました。わかってみると文脈から推測が付かなくは無いですが「례」が聞き取りにくいです。
이승 오패 이승엽의 これは巨人のイスンヨプの活躍したという内容のニュースです。이승엽が繰り返し出てくる中で,2勝5敗という表現。これはもう間違えて当然。
예년(例年) 매년 似ているといえば似ています。そういう意味では내년も似ています。同じような文脈で出てきますから,聞き分けは大変難しいですね。
충남대(忠南大) 중앙대(中央大) これはどの類型と考えたらよいのでしょう? とにかく日本語母語話者には충남대なる大学の名前がぴんときません。前後に연구팀という単語もあるから大学に関する話ということが理解でき,「中央大」へと類推が働いたのでしょう。
上の類型の「全北」と「全国」も同じ様なことがいえます。親密度(ファミリアリティー)の問題ですね。
일본(日本) 이번(今回) これはいまさら,という感じですが,일본という時のパッチムのが聞き取りにくい時があります。
핵심(核心) (新) これも上の項目と関連がありますが,パッチムの聞き取りにくさと,ㅎ音の弱化,それに日本語ではあまり「核心技術」などとは言いませんから「핵심」の[핵]が完全に聞こえず,さらにの識別はほとんど出来ませんから,「新技術」と聞こえてしまいました。(複合的な理由ですね)
의류(衣料) 이유 의료우유 など の発音が韓国人でも個人差が大きいようで、南の方の出身者はほとんど[]に近く発音する人が多いようです。もまた、明瞭な印象は与えません。くくもった感じになります。このような理由から、さまざまな音に解釈されます。
EU 이유(理由) これは正確には聞き間違いではありませんが、意味がわかっていないという意味では、やはり聞き取れていないと言えます。外来語が混じると聞き取りにくくなるケースがしばしばあります。外来語はたいてい外来語らしい響きがありますが、EUのように韓国語になじんでしまう外来語が曲者です。文脈をしっかり把握していたらEUを이유(理由)ととることはなさそうですが、それでもつい「이유는 〜」と聞こえてくると、「その理由は〜」とやってしまいがちです。
닥터헬리   헬리はいいとしても、닥터がわかりません。헬리または헬기は時々出てきますから対応できますが、닥터がドクターとはなかなか難しいです。

 

<この一覧を作りながら感じたこと>

聴き取りは耳ではなく,頭でするものという感を強く抱きました。単語を知らないと,耳に頼ってしまいます。耳だけでは正確に音を弁別するのは不可能です。前後の文脈から意味を推測して,その発音に近い単語を瞬時に思い浮かべる能力(語彙力とスピード)が要求されます。

(ただし頭が耳の邪魔をする例もあり。『韓国語教育論講座第3巻』(くろしお出版 近刊)「聞くことをめぐって」にその例あり。)

単語を知っていると,ありえない音の組み合わせに引っ張られることがなくなります。웃돌았습니다というよく使う言い方を知っていれば,얻돌았습니다とは絶対に聞けないはずです。音それ自体の弁別とは違う能力が要求されていることは確かです。

単語の使用頻度あるいは親密度というものが聞き取りに大いに関係しているように思います。親密度の高い単語は頭で聞き取っている(判断している)要素が強いようです。

意味がよく似ていて文脈から識別が困難な場合に,耳の力が要求されることになります。

意外なことに,濃音激音の混同が少ないです。多いのは<の弱化><ㄴㅇの混同><連音の意外性>と<母音の混同>です。

 

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